概要
大垣新田藩陣屋は、江戸時代に美濃国大垣藩の分家として成立した大垣新田藩(1万石)の政庁でした。陣屋は現在の愛知県田原市福江町に置かれ、藩の統治拠点として機能しました。
歴史
- 1688年(元禄元年):戸田氏成が大垣藩の分知を受け、大垣新田藩を立藩。
- **陣屋は渥美半島の畠村(現在の田原市福江町)**に建設され、周辺の村々(渥美郡6か村・額田郡5か村)を支配しました。
- 1869年(明治2年):藩庁が**美濃国野村(現在の岐阜県大野町)**へ移転し、野村藩と改称。
- 1871年(明治4年):廃藩置県により廃止。
現在の様子
陣屋跡地は現在、「福江公園」として整備され、遺構は残っていません。しかし、陣屋に関する案内板が設置され、周辺には往時の面影を感じられる「城坂」と呼ばれる坂道が残っています。
アクセス
福江公園(旧陣屋跡)は、愛知県田原市福江町にあります。歴史を感じながら散策するのに適した場所で、多機能トイレも完備されています。
訪問の際は、田原市福江町の福江公園を目指して行くと良いでしょう。